生き物の真正面の顔って何ともかわいいですよね。
大体真顔ですし。雨が降った日にどこからともなく現われるヒキガエル。
こんなとこに出てきて大丈夫なの?と心配したみなさんは、素手で安全な場所に移動させないように注意してください。
ヒキガエルは後頭部の耳下腺や背中のイボから毒を分泌するそうです。
ただ毒の分泌は身の危険を感じた時のみらしいのですが、こちらが善意で安全な場所に連れて行こうとしても彼らがどう感じるかは別なので。
しかも危険度に応じて毒を噴射するというトリッキーなワザも持ち合わせており、万一目にでも入ったら失明する可能性もあるようです。
実際、カエルをぱくっと噛んで中毒症状を起こしたワンコがいたと犬友さんから聞いたことがあります。
同じ毒の量でも小型犬だとより危険ですし、調べてみると犬や猫の死亡例もあるとのこと。
ヒトも触ったら手洗い必須です。
皮膚の炎症や毒の付いた手で目を擦ると最悪失明もあり得ると怖い情報も見つかりましたが、基本的におとなしい子なので、手に乗せているくらいでは平気みたいですね。
まあそれでも手洗いは必須だと思いますが。
で、その強力な毒は何なのかといいますと、心筋や迷走神経中枢に作用する「ブフォトキシン」と呼ばれる物質です。
ホメオパシーでお馴染みの「Bufo.」というレメディの原材料なのですが、中国でも蟾酥(せんそ)という強心剤として使われてきたという歴史があります。
ブフォトキシンに限らず毒と薬は紙一重で、原物質を経口摂取してしまうと嘔吐や吐き気、呼吸困難、神経麻痺、または幻覚症状が現れたり最悪心臓発作で亡くなることもありそうです。
では致死量はどれくらいなのかと言うと、調べてもあまり出てこなかったのですが、ヒトでも体重60kgとして半数致死量がわずか120μg(μgは100万分の1g)だという資料を見つけました。
なので、単純に考えれば240μgで確実に死に至るということになります。
体重60kgでこれですから、身体の小さい動物は本当に注意してあげてください。
それから調べている過程で知ったのですが、私はずっとヤマカガシは毒がないと思っていたのです。
ところがヤマカガシはヒキガエルを食べてその毒を蓄積しているらしく、致死量はなんとマムシの三倍だそうです。
それにしても、なぜマムシの三倍もの猛毒を持つヤマカガシを無毒だと思っていたのか...。
記憶違いならごめんなさいと最初に謝っておきますが、「有閑倶楽部」という漫画の中で剣菱悠理が「こいつ毒ないから」みたいなこと言ってヤマカガシをぶんぶん振り回していたシーンがありまして、おそらくヤマカガシ=無毒の知識はそこ由来だと思われます。
うっかり触る前に知ってよかったです。

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